晴快散の特長
和漢薬晴快散(顆粒)は、ヒメハギ科イトヒメハギ(遠志/おんじ)のエキス顆粒剤です。遠志は、古来「遠くにまで(これから先も長く)志を持つことができる」といわれているように、それを服用すれば気持ち(精神)を保ち物忘れをしないといわれています。
遠志は、中国医学の基礎となった書物である「神農本草経」に上品(養命薬で無毒。長期間服用可能な薬草)として収載され、その薬能は「咳逆、傷中を主どる。また、不足を補い、邪気を除き、九竅を利し、智慧を益し、耳目を聡明にし、物を忘れず、志を強くし、力を倍す。」とあります(第17改正日本薬局方解説書:廣川書店)。
漢方処方製剤では帰脾湯、人参養栄湯、加味温胆湯などに精神神経用薬、保険強壮用薬の目的として配合されております。
和漢薬晴快散(顆粒) は”中年期以降の物忘れの改善”にお勧めです。
🔹その物忘れ『認知症の前段階』かも?
💦玄関のカギを閉め忘れたかしら…
💦あれ?どこにしまったんだろう
💦あら、この方…名前が思い出せない
💦調味料を入れ忘れた!
💦どこまで話したかな?
💦はっ!電気を消してなかった!
💦予定が変わると戸惑ってしまう
💦短時間の作業でも頭が疲れる
💦うっかり勘違いをすることがある
💦言葉がすぐ出ないことがある
このようなことは誰にでもおこりますが、これが頻繁に起こるようになると要注意です。
なぜなら『認知症になる前段階』かもしれないからです。
この前段階を放置してしまうと、認知症に移行します。
移行率は1年後で12%、5年後には70〜80%です。
認知症とは「脳神経が直接障害されて起こる病気」のことです。
認知症の発症時には、脳の記憶に関わる重要な神経細胞の7割はすでに失われていると、ある学者はいっています。
もし、あなたが「最近、物忘れが増えてきた」と感じたら、早めの対策をしましょう。
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では、どのような対策があるのでしょうか。
『認知症になる前段階』まできてしまっても、5人に1人くらいは正常な元の状態に戻る可能性があるといわれています。
これを調査した結果、注目されるポイントが2つありました。
それが「運動」と「新しい経験への意欲」です。
運動で脳に血液を十分に送り込めば、栄養や酸素を脳細胞に運ぶ毛細血管の流れが良くなり、脳細胞が元気になります。
おすすめは「有酸素運動」です。
ぶらぶら歩いているだけでは有酸素運動になりません。
会話ができるぐらいのペースで早歩きをしましょう。
毎日の習慣にするとよいですね。
また、新しいことを習得すると、脳の中に新しい神経回路がつくられます。
脳のネットワークが強化されるのです。
そして、「やる気」も出てきます。
物忘れがある方も、ない方も、早めの対策をとりましょう。
物忘れは、記憶をつくる工場である“海馬”が、加齢やストレス、脳の血流の悪化などで、はたらきが悪くなるために起きます。
🔹物忘れのメカニズム
人の記憶をつくっているのは“海馬”と呼ばれる脳の中のある特定の部位です。
私たちは外部からの情報をすべて記憶して保存することはできません。
そのため、脳は必要な情報だけを選んでいます。
海馬のはたらきは、この情報の選択をすることです。
海馬は、必要な情報を記憶として短い期間だけ保存しますが、その中からさらに長期間保存する必要のある記憶を選ぶはたらきもします。
つまり、海馬は“記憶をつくる工場”なのです。
海馬では、神経活動が活発で、神経間の情報処理能力が高まっています。
また、脳の他の部分とは違い、海馬の神経が新しく生まれることができます。
物忘れは、記憶をつくる工場である“海馬”が、加齢やストレス、脳の血流の悪化などで、はたらきが悪くなるために起きます。